全国のお父さま方、今日もお疲れ様です。しゅ~まいです。
「父親が写真を趣味にすると家族のためになる」という持論の元、本日は初心者がレベルアップするために使えそうな写真の資格「フォトマスター検定」について解説します。
さらっと言いましたが、みなさん、写真にも「資格」があるのはご存知ですか??
資格取得を目指す方が多い昨今ですが、実は、写真にも「資格」があるんです。
それが、「フォトマスター検定」
難易度も選べるので、初心者が知識を入れるいいきっかけにもなります。
かく言うわたくし、しゅ〜まいも気にはなっておりましたが、まだ取得はしておりません。
今後受験することを考えて今回色々と調べました!
資格を目指して勉強すると思いのほか知識が得られるものですよ!
フォトマスター検定が目指すもの
フォトマスター検定は、文部科学省後援の「写真やカメラの知識や技能」を問う検定試験です。
「フォト検」という名称でよばれ、これまでに90423名もの方が受験しています。
どのような人が受験するかというと、たとえば、写真愛好家や写真に関わる仕事をする人など、
「写真やカメラに関して知識の向上やスキルアップを目指したい方」が受験しています。
フォト検が目指すのは、ずばり「写真力のアップ」です。
初心者の方は知識を習得することによって写真の仕組みがわかり、さらに写真が楽しくなってくる。
上級者の方にとっても自身の知識レベルの把握と習得によりさらなるキャリアアップを!
ただ、ひとつだけ言うとすれば、このフォトマスター検定は写真やカメラに関係する知識を習得し、その証明となる試験のため、取得したからと言ってすぐさま写真の腕が上がるかと言えば、そうじゃないんですよね。
ただ、何事もそうですが知識はあってマイナスになるものではありません。
知識あっての技術ですので、スキルアップのベースとしては非常に有効なものだと思います。
フォト検のレベルは3級からフォトマスターEXまで
フォト検では、検定のレベルが全部で5つ用意されています。3級、2級、準1級、1級、そして最高レベルであるフォトマスターEXまであります。ちなみにEXはエキスパートという意味です。かっこいいですな。
まずは3級から楽しんで学んでいきましょうということになっておりますが、1級まではどの級からでも受験することができます。
また、現在の自身の知識レベルが分からない場合は、保険として2階級同時受験も可能となっています。
ただし、最高レベルである「フォトマスターEX」の試験は、1級を合格しないと受けることはできません。これまでの写真活動の経歴や写真に対する考え方なども問われますので、まさに最高レベルにふさわしいものということができますね。
それぞれの級のレベルを具体的に少し見ていきましょう!
3級
基本的な知識と技法を試す
趣味として楽しむレベルです。
フォトマスター検定 ホームページより
基礎・基本を確実にするステップです。
基本的な知識と技法が試されます。
「趣味として楽しむレベル」ということなので基本的な知識を問うものとなっています。しかし、もうすでに趣味としてずいぶんやってこられた方なら、らくらくレベルの級だと思われます。合格率も非常に高いレベルとなっています。
2級
一般的〜中程度の知識と技法を試す
趣味を深めるレベルです。
より写真の知識を深め、楽しむステップ。
一般的〜中程度の知識と技法が試されます。
フォトマスター検定 ホームページより
少しレベルが上がり、より知識的に深いものを問うレベルになっていますね。ただし、一般的から中程度とあるので、中級者レベルをターゲットとしているものと思われます。後にも記載しますが、この2級までの合格率と次の準1級の合格率に大きく差があることから、この級がレベルとして一つの指標となっています。
準1級
上級程度の知識と技法を試す
趣味を極めるレベルです。
フォトマスター検定 ホームページより
大きく差をつけるステップ。
上級程度の知識と技法が試されます。
そして準1級となると、さらにレベルが上がって、上級程度の知識を問うものとなっています。ここまでくると上級者レベルであると言えます。このレベルかもしくは次の1級を持っていると知識的には上級者と言えますな。わたしもまずはここを目指していこうと思います。
1級
高度な知識と技法を試す
写真教室の指導者を目指すレベルです。
フォトマスター検定 ホームページより
知識・技法の熟達を目指すステップ。
高度な知識技法が試されます。
さらにさらに上級になるレベルです。先ほど言いました通り、次のフォトマスターEXは知識を問う試験だけではないため、知識検定として実質このレベルが最高と言えます。写真教室の先生をはじめ写真に関する仕事をしている方が目指すレベルであると言えます。
フォトマスターEX
“写真の達人”としての認定コース
フォトマスター1級合格者のみ受験できる”写真の達人”としての認定コース。
フォトマスター検定 ホームページより
高度な実用知識を前提に、作品創作力や写真活動実績、あるいは指導(リーダー)性などの総合評価により認定。
まさにEX!これぞエキスパート!と言った感じですが、ずばり「写真の達人」を称することができるレベルであります。実際の制作活動なども評価基準として入ってくるため、単なる机上の知識だけでは取得することはできないレベルとなっています。このEXでは得意ジャンルの認定もされます。(風景・人物など)
フォトマスターEXレベルを目指すのはかなり困難だと思われますが、何とか1級までは目指したいなと思うわたくしであります。まずは準1級から目指していくようにします。
試験の具体的な内容は?
開催日は年1回!
フォトマスター検定は、年に1回だけ、毎年11月第3日曜日に実施されます。
ちなみに、2021年度は、第19回検定が、2021年11月21日(日)に実施。申込期間は、8月2日(月)13時~9月24日(金)13時までとなっています。
ぜひとも来年に向けてゆっくりと確実に学んでみるのもありです。
申し込みは、フォトマスター検定のホームページから行えます。
→→→ フォトマスター検定 ホームページ
試験時間は80分一本勝負!ダブル受験もOK!
試験時間は1級から3級まで、全て80分間となっています。
すでにご紹介したとおり、1〜3級はどこからでも受験が可能なので自信のある人はいきなり1級と言うのも、当然アリです。初受験の場合はまずは3級からという人も多いでしょうが、独学でいままで写真をやってきた人なら2級からというのもいいと思います。また、自分の実力を見極めにくい時は3級と2級というようにダブル受験が可能となっていますので、保険をかけることもできちゃいます。
出題範囲は比較的広い!問題数は級により違う!
当然受ける級によって出題レベルは異なりますが、比較的幅広い範囲で出題がされます。
フィルムカメラ・フィルム、デジタルカメラにデジタル関連知識などはもちろん、レンズや機材、撮影技法や光について、プリントに関するものや文化や法律的なものまで、ジャンルとして見ると幅広くなっています。最近ではミラーレスに関する問題なども増えてきているということで、時代に沿った出題も増えています。
問題数は、3級と2級が60問、準1級が70問、1級が80問となっています。時間はどの級も80分間ということですから、レベルが上がるほど1問にかけられる時間は当然少なくなります。
合格率は2級と準1級の間で大きな差が!7割程度得点すれば合格!
ちなみに気になる合格率ですが、2020年度は次の通りでした。
3級 :72.38%
フォトマスター検定 ホームページより
2級 :61.35%
準1級:45.05%
1級 :22.15%
こうやって見ると準1級になると合格率が50%を下回るんですね。準1級からは難易度がぐんとあがると考えられます。上級者レベルってことですね。3級については、ほとんどの方が合格している考えていいと思います。きちんと対策をとれば確実に取れるレベルです。
ちなみに、他の統計もご紹介しておきますと、この検定を受ける性別は男:女=7:3となっており、年齢は20代から40代までの方が7割以上占めています。以前はもしかしたらもっと男性の割合が多かったりしたのかもしれませんね。
そして、どれくらいの得点を取ればいいんだということですが、全級で「7割程度」を得点すると合格!となります。受験者の得点により合格点が変わるような相対評価ではないので、きちんと準備すれば合格を目指せます!
無事に合格すると「フォトマスター認定カード」という認定カードを無料でもらえます。そのほか、B5サイズの合格証明書を有料で発行することもできます(これは別途500円必要)。
どうやって勉強する?参考書に問題集で独学!セミナーや通信教育も!
概要を見てきましたが、1級まではしっかりと知識を身に着けていけば十分に合格できる試験のように感じました。みなさんはいかがでしょうか?実際にどうやって勉強をしていくかを考えていきましょう!
問題集や参考書を買ってきて独学で頑張るぞ!という場合を調べてみました。
おすすめ参考書と問題集はこれ!
まずはフォト検定公式書籍は外せませんよね。
参考書としては、「フォト検 公式テキスト 全級対応版」(¥5500)があげられます。
全級対応となっており、B5版で非常に持ちやすく、512ページボリュームがありますので知識量としてはかなりのものになります。
問題集としては、「フォト検 過去問題の回答と解説」(最新版:¥3520)となります。
現在最新版は、第16回と第17回の問題集を掲載したものとなっています。これ以前の問題集は値段も変わり、¥2700で購入することができます。特長としては、2回分の全級問題を掲載しており、A4版で見やすいものとなっています。
いずれもフォト検定ホームページから購入申し込みが可能です。
公式書籍の特徴としては、やはり安心感がありますよね。これをやっておけばまずは間違いないというか。
そして、公式以外の問題集の場合は次のものがおすすめです。
・フォトマスター検定合格 ― 必ず役立つ基礎知識と前年度問題解説集(日本カメラ社出版 ¥1980)
私が実際に使っている参考書です。
この本は、参考書と問題集が合体したような構成となっているのが特徴。
過去問は1年分しか掲載されていませんが、全級載っており、ページ構成もすごく見やすいです。
2年分ほど勉強すればかなりの対応力を身に着けることができると思いますよ。
編集にはフォトマスター検定事務局も協力しているようですので、公式書籍の他に選ぶとするならばこれで間違いはありません。
まとめ
この試験はエキスパート以外は基本的にカメラや写真の知識を問うものです。
それゆえに、きちんと準備をして臨めば必ず合格ができる資格試験であると言えます。
知識をつけると、写真もやっぱり変わってきます。
家族の写真を撮るときにまた違ったアプローチで写真を撮れるようになりますよ。
しっかり学んでいっぱい家族の写真を残しましょう!
みなさんもぜひ、勉強してみてはいかがでしょうか。
今日もリノベ完了!しゅ~まいでした!
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